家庭での治療方法

傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 光文社新書 / 夏井睦 【新書】

治療前後の受診:創の場所、面積によっては、上皮化させた創は瘢痕拘縮を生じて運動障害、機能障害を併発し、場合によっては手術治療の追加が必要となるおそれもある。
湿潤治療が適用されるかどうかの診断は必要であり、治療前後の受診は必ず行うようにすることが望ましい。

1. 創傷に関して、傷の深いものは医師の診断を受けること。
 熱傷に関しても、熱傷#応急処置を優先すること。

2. 水道水で傷口の汚れを完全に洗い落とす。
 まずこの時、決して消毒を行ってはいけない。
 ガーゼや通常の絆創膏の使用は出血を止めるのに使用するのにとどめる。

3. 出血が止まったら、ラップなどのドレッシング材を傷より大きめに切り、患部に当てる。
 (保湿効果のある白色ワセリンをラップに塗り患部に当てるとなお良い)

4. 貼ったラップを包帯などにより固定する。

5. ラップは1日に一回。夏などは1日に数回取り替える。

6. 上皮化が完了すれば治療完了となる。
 上皮化のサインとしてキズがピンク色になり新たな皮膚ができ、痛みがなくなる。かゆみが生じる場合もある。

7. 上皮化してすぐの皮膚はしみになりやすいため、少なくとも一ヶ月は紫外線に注意する。
 (衣服により物理的に日光を遮断するか、日焼け止めクリームを利用など)

8. 創が感染を起こした状況が考えられる場合(周辺部が赤く腫れる、痛みの出現、臭いがきつくなった等)は速やかに治療を中止して医師の診察を受けること。


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posted by 医方 at 14:36 | Comment(0) | 治療方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

医療現場での治療方法

医療現場:消毒を行った上でガーゼを貼る治療は今なお主流
湿潤療法の治療を行う医師も増えている・・・

閉塞性ドレッシング剤:現場において、ドレッシング材(被覆材)はポリウレタンフィルム、ハイドロコロイド、ハイドロジェル、ハイドロポリマーなどが利用される。
これらは、ラップを使った治療法とは異なり、閉塞環境を保つことから、閉塞性ドレッシング剤と呼ばれる。

医療用具:2004年に上述のドレッシング材のハイドロコロイドを利用した医療用具がジョンソン・エンド・ジョンソンから一般向けに発売されたのをきっかけに、他社からも類似製品が発売されるようになった。

湿潤療法の普及:医療用具を手軽に入手できるようになったことで、一般人にも湿潤療法の普及は拡大してきている。
ガーゼにワセリンを塗った上で患部に当てる方法もあるが、上記のドレッシング材より保湿効果は少ない。

陰圧閉鎖療法:医療現場においても食品用ラップが利用されることがあるが、近年ではラップの気密性をより高めるために、注射器などを使って患部に負圧をかけ、より治癒を早める陰圧閉鎖療法というものも導入されている。


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posted by 医方 at 14:37 | Comment(0) | 治療方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

湿潤治療法の経緯


この治療法の考案された過程:消毒薬が容易に傷のタンパク質との反応によって細菌を殺す閾値以下の効力になる一方で、欠損組織を再生しつつある人体の細胞を殺すには充分な効力を保っていること、再生組織は乾燥によって容易に死滅し、傷口の乾燥は再生を著しく遅らせること、皮膚のような浅部組織は常在細菌に対する耐性が高く、壊死組織や異物が介在しなければ消毒しなくても感染症に至ることはほとんど無いことなどに注目して考案された。

創部の再生を促す
:傷口の内部に消毒薬を入れることを避け、再生組織を殺さないように創部を湿潤状態に保ち、なおかつ感染症の誘因となる壊死組織や異物を十分除去することで創部の再生を促すものである。

アメリカから紹介されていた治療法:1980年代に、湿潤環境を保ち傷を治すという概念がWOC看護認定看護師らによりアメリカから紹介されていたが、国内ではまだガーゼを伴う治療法が主流であり続けた。しかし、ようやく2001年ごろから賛同する医師らによって急速に普及が図られている。また、ほぼ同じ時期より内科医の鳥谷部俊一によっても独自の治療法が提唱されており、その方法には湿潤状態を保持するために食品用ラップを用いること、また、完全には閉塞環境を保つことが出来ないことから、ラップ療法、開放性ウェットドレッシング療法 (Open Wet-dressing Therapy, OpenWT) と呼ばれている。

Moist Wound Healing:湿潤環境下の方が創傷の治療経過がよいことは欧米においては1960年代後半から臨床報告などで知られており、これを応用した治療法は"Moist Wound Healing"と呼ばれて医療機関等でも一般的になっている。

ためしてガッテンで紹介されることによって、一般にも広く知られるようになった(この時に実践していると紹介したのは、元Jリーガーの高橋範夫)。

この治療法に関しては賛否両論であり、確立された治療法ではないことに注意が必要!

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posted by 医方 at 14:35 | Comment(0) | 治療方法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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